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がんバレー“ジャンプくん”GO!

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第4章 妙香山

車は走る。高速道路を走る。
  ・・・・・しかし、対向車はない!誰のための高速道路?
  車は走る。高速道路を走る。
   ・・・・・しかし、対向車はない!何のための高速道路?
   車は走る。高速道路を走る。
    ・・・・・しかし、対向車はない!誰のための高速道路?
    車は走る。高速道路を走る。
     ・・・・・しかし、対向車はない!何のための高速道路?
     車は走る。高速道路を走る。
      ・・・・・しかし、対向車はない!誰のための高速道路?
      車は走る。高速道路を走る。
       ・・・・・しかし、対向車はない!何のための高速道路?
       車は走る。高速道路を走る。
        ・・・・・しかし、対向車はない!誰のための高速道路?

それは、将軍様のため、軍隊のため、戦争のため、滑走路用につくったのです(^_^)?


平壌~妙香山150km間を10年でつくったらしい。高速道路横の川・清流川の堤防が途中からない(または、中途半端)護岸工事が十分できていない。これを見ていると、拉致被害者で、死んでお墓が流されたというのもうなずける。ちょっと雨が降ったらすぐに洪水。これでは、人々の命も危険にさらされている。おっと、(鉄道用の)鉄橋の上を歩いている人たちが見える。そりゃ、鉄橋の上を歩く方が目的地に行くのに近いし、列車も滅多に来ない。山の上までも畑。これぞ主体(チェチェ)農法!でも、収穫量は減る一方。青々とした畑があるのに・・・・・・。北朝鮮では、梅雨前線が8月上旬にやってくる。そうなると気温も下がるため、それまでに、花がしっかりなっていないと実にならないらしい。今年の梅雨は、長かったため収穫量が少なくなる見込みらしい。今年はいったい何人が餓死するんだ!
 
 17時20分、妙香山のホテルに着いた。ピラミッド状のホテルで621号室の部屋だ。窓から外を眺めると驚く光景が????バーベキューをしながら歌って踊っているグループの隣では、川に落ち込んだ自動車を引き上げようと必死、必死、必死。しかし隣は、どんちゃん騒ぎ!!!また、山を下りてくる人々のリックサックはパンパン!んんん、これは、間違いない。さっきホテルのロビーでRさんが、「ここは松茸の本場です。1Kg6000円で買ってきましょうか。日本では1本6000円するでしょ!お買い得ですよ」という言葉だった。私はそのとき、「日本には輸入の松茸があり、1000円くらいで買えるようになっているからいりません」といった。Rさんは私からお金を引き出して自分のもうけにしようとしているんだなと思った。しかし、私は貧乏旅行人。1万円くらいしかもう持っていない。今これを使うと、徳島に帰れない。こんなところで、松茸を買うお金などあるはずがない。
 
 ロビーでMさんから「北朝鮮では“冷麺はいつ食べさせてくれるんですか?”というとプロポーズを表します。(違う日本人高齢者男性2名についている25才の女性ガイドに)そういってみてください」というので、そういってみると驚き、顔が真っ赤になっていた。どうやら、これは本当らしい。
  
 19時、夕食。そのとき先ほどの日本人男性から、「1人ですか?怖くないですか?」という発言。「何で怖いんですか?怖ければ来ません」(後でこのおじいさんの発言にRさんが怒り、私に親しみを感じたようだ。しかし、彼は空港で何を言ったのか覚えているのか???)
 だしがないみそ汁、ぜんまい、きゅうりもみ、スクランブルエッグ、この辺でとれる野菜、キムチ、カレイの天ぷら(天ぷらも元々は朝鮮料理ということ聞きました)、豆でつくった春雨の大型判入りのきゅうりもみ、ごはん(古古古古古古古古米?)、水、(まずい)ビール・・・・。ごめんなさい。残してしまいました。
写真は河原での集団舞踊。

8月30日(月)

写真は「国際友好展覧館」前。ドアの厚さは、原爆対策
 
9時15分、普賢寺に行く。約600年前に建てられた寺で、豊臣秀吉が朝鮮出兵した折、加藤清正と戦った西山大師の絵を見たり、実は世界最古の木版印刷の本などを見学。しかし、私の印象はここでの女性ガイドさんの品の良さと美しさであった。そういえば、北朝鮮といえば「喜び組」やアジア大会での「美女応援団」。確かに、誰を見ても綺麗な人ばかり。(納得)
 
 10時20分、国際友好展覧館に行く。金日成主席や金正日委員長に対して各国から送られてきたプレゼントを見せるところ。北朝鮮人民には「さすが!偉大なる首領様!!」と思わせるためのもので、もう大人も子供もいっぱい来ている。しかも、大の大人が、行儀よく並んで列を乱さず待ち、列を乱さず行進をし、列を乱さず入場している。これは国で必ず行っている遠足?修学旅行?または、命がけの見学?観光客は車でどんどん抜いて先に見ることができる。何が面白いんだ!?何がいいんだ!?“僕たち(金親子)の宝物”を見なければならないことに苦痛を感じる。しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、しかし、すごいものをみつけた。竹細工の阿波踊り人形だ!!よく見ると1987年4月A市議会議長からのプレゼント!こんなところにも日本と北朝鮮の関係があるのか!?そのほかにも日本の国会議員からのプレゼント。これではいったい拉致問題って何だろう
?????????????????????????????
国会議員達は、拉致被害者のことを前から知っていたのでは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(>_<)
 
 13時34分、妙香山散策。全部で3コースあるがそのうち滝が多く見られるコースを選択した。(残念ながら、最近雨があまり降っていないので滝の推量は少ない)登る、登る、登る、登る。汗が滝のように流れる。何の滝を見に来たのだろう?車が待っているところへ戻る。運転手がクルミを拾ってきて4人で食べる。北朝鮮で一番美味しいものになった。

 15時40分、妙香山を出発。急いで、行かないとサーカスが始まってしまう。




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